体内カテーテル挿入システム
開発への思い
経鼻栄養カテーテルは、医師や看護師がブラインドで患者の鼻から鼻腔、喉頭を通って食堂や胃へと挿入されます。PMDAでも安全に挿入するためのチェック方法を発表していますが、現在でも誤挿入事故は医療安全白書で報告されています。
また米国のインデアナ看護大学のEllett元教授によると栄養チューブの誤挿入は、1.3%から50%の発生率であるといわれています。Rassias医師らによるICUでの検討では栄養チューブの誤挿入の発生率は2%で、0.3%の死亡が報告されています。
また2010年頃米国では栄養チューブが120万本使用され、日本でも2015年に138万本使用さていました。上記の先生方の発生率からすると米国・日本それぞれで、2万人以上の患者が被害を受けていることに成ります。
現在、栄養カテーテルの挿入装置に関する特許は世界中で多様出願されていますが、どれもいまだ実用化に至っていません。
コデンでは微細なカメラを開発して、そのカメラをカテーテル内に挿入し、体内の映像を見ながら安全に誘導するシステムを考案致しました。そして、その製品化を目指し、開発を行っています。
2018年8月31日
特許第6392965号 留置装置及び留置システム
海外20か国以上に特許出願中